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1月, 2025の投稿を表示しています

年始ドラマティック

よかったですね、劇団ドラマティックゆうや「短編傑作選」―― 「劇団ドラマティックゆうや」なる面白いお芝居をやっている集団があり、その面白さといえば草群さんが上演台本を買い求めるほどなのだという話を、最初に聞いたのはいつだったか。 数回前のむらくもやま会だったはずではあるのだけれど、例に漏れずおいしすぎるお食事に脳のリソースの大半が割かれていたようで、どうにも記憶が曖昧だ。ともあれ、むらくもやま観劇ごはん会がしたいねという話が最初に出たのは、その場でのことであったはず。 仕事の早い草群さんと、フットワークの軽いひじきさんが巻き起こす波に乗っからせてもらい、あれよあれよという間に予定が決まったのが昨年末のこと。貸していただいた過去作の上演台本の表紙を――観劇後に読むと決めていたので表紙だけを――眺めつつ、年明けを楽しみにしていた。 今回のお芝居、上演されるはCEKAI大橋会館。最寄り駅は池尻大橋。ひじきさんが太鼓判を押すおいしいパン屋を横目に、駅前の道をまっすぐまっすぐ。駅前商店街の可愛らしいフラッグに目を向けながら歩いてゆけば、趣のあるフードトラックのようなものが横付けされた、レトロなのに不思議と新しい印象の建物が見えてくる。 なんかおしゃれ! いかにも劇場……いや、正式名称はアートギャラリーだったかしら。そういったものがありそうな建物だ。 三人が三人とも、「このメンバーならなんとかなるでしょう」という軽い気持ちで集合していたものだから、劇場への入口がぱっとわからず、ちょっとした階段昇降と施設職員さんとのお喋りなんかも挟みつつ…… 劇場にたどり着く頃にはすっかり喉が乾いていたけれど、まったく都合のよいことに、劇場内のカウンターで買った飲み物は、観劇中にも楽しめるのだそうで。ちょっとめずらしいクラフトビールたちと迷いつつ、瓶のコーラを選んで席についた。 誰もいない舞台上には、スタンドマイクが一本。チケットを取ったあとに、どうやら「なにわシーサー’S」なる漫才コンビの出演が決まったらしいとは聞いていた。最初は「へえ、そうなんだ」くらいの気持ちだったのだけれど、あとからそのコンビが某有名俳優さん二名でもって結成されていると知り、仰天したものである。こんなに近くで拝見してしまってよいのですか? 年始早々おめでたいことだ。 運の良いことに最前列が空いていたものだから、いそいそと...

しっくり飯(ガレット・デ・ロワ)

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 はい、シリーズ化しそうなひじきの「しっくり飯」のお時間です。 1月4日から私が食べ続けているのは「ガレット・デ・ロワ」 ガレット・デ・ロワは、「王様の菓子」という意味で、キリスト教の祝日エピファニー(公現祭)の日(1月6日)に食べるフランスの菓子である。 ガレットと言っても、 そば粉のクレープやガレットブルトンヌではない(ガレットブルトンヌも好き) アーモンドクリームが詰まったパイだ。 パイの中のどこかにフェーブと呼ばれる陶器の人形みたいなものが入っている。 パイを切り分けて配り、フェーブに当たった人が王様となり、その日一日王冠を被り、一年幸運に過ごせるとか。 最近は安全のためにフェーブを後入れか、アーモンドやチェリーで代用している店が多い。 ここ数年、シュトーレン同様知名度が上がり、ケーキ屋やパン屋各所が作って期間限定で売り出している印象は受けていた。 アーモンドクリームパイなんて、 ひじきめっちゃ好きじゃんね? クイニーアマンとフィナンシェの悪魔合体みたいなもんじゃんね(そうか?) 実は 意外にも今年初デビューですよ! 何故かと言えば、 シュトーレンと時期的にごっちゃになるあまり、なんか勝手にスパイスとか洋酒のがんがんきいた癖のあるお菓子なんじゃないかと思い込んでいたこと。 フランスがそんな素朴なパイ焼くか?(フランスに謝れ) シュトーレンは食べられるけどそこまでテンションが上がらない。いや、おいしいシュトーレンに感動したら、ひじきのことだからシュト活してみるのかもしれないけど。 そして、でかいこと。 1ホールのパイて。 家族で分け合うことが前提だからね。 ピースで売っているところもたまにあるが、それはそれでレイヤージュ(表面に施す模様)がちゃんと綺麗に見たいので、できればホールで欲しい(わがまま) で、今回デロを始めてしまったきっかけは 1月4日に新春ボドゲ女子会を企画したことだ。 これまでKさん&Mさん、もしくはCさん&Hさんとたまにボードゲームで遊んできた。 で、今年もそれぞれと遊ぶ日の調整をしていたのだが、同じ日が空いているという。 ……実はこの二組、出自は同じというか10年前くらいに面識自体はある仲なので、がっちゃんこしてもよくない? ボードゲームが共通言語となると、初対面同士だけでなく、久しぶりの気まずさ、会話の続かなさみたいなものは起きに...

やってしまった

新年早々、不用意にSNSに書き込んだ内容が波紋を呼んでしまい、己の悪いところが全部出てしまったと落ち込んでいる草群です。 ……ああ、やってしまった……。 このところ、考え方や発言がどうも偏るというか、ひとりよがりな方向に行きがちというか、むやみに表に出さなければ人に迷惑をかけることもないのだけどはずみでぽーんと言い放ってしまったりして そういうときの言葉って視野が狭いから強く攻撃的になってしまうって わかってたのに。 本当は引っ込めたほうがいいのだけど、引っ込みつかないところまできてしまってるので戒めとして残しておく。 ああ、全部自分が悪いだけに逃げ場がない。 今後は本当に気をつけます。 こんなことをここに書くのもどうかと思いつつ、年末年始も実は仕事のトラブル対応などなどでまったく落ち着かず、実家で過ごした二日間はほとんど療養みたいなもので、楽しい話題が思いつかなかった。 心のうちを書き留めておくのが日記だと言ってしまえばまあそうなんだけど、さすがにこれは… あった、そういえばひとつ 年末に、友人の職場を訪ねるのも兼ねて国立までビールを買いに行った。 その酒屋さんが自前の醸造所をもっている、つまりオリジナルのクラフトビールを作っていて、各地のクラフトビールといっしょに買い求めたのだが、 そのビールがどう考えてもフライドポテトにぴったりだったのだ。 軽い飲み口、どうも麦芽の使用量が少ないため発泡酒に属するらしいのだけど、ふわっと爽やかな味わいのあとに、挽きたてのフレッシュ黒こしょうみたいな香りが鼻の奥に抜けていく気がして 醸造所の説明にはそんなことどこにも書かれていないのだけど https://kunitachibrewery.com/kuniburu-beer/2024/ これはぜひ、皮付きのホクッとしたフライドポテトと食べたいなと思ったのだった。 名前が「2024」なので、まだしばらくはあることを願って。 今回は実家で飲み尽くしてしまったのだけど、今度むらくもやま用に買っていって、みんなでペロッと試してみたい。 こういうとき、公園が近くにあるっていいよね。 というわけで、ふつつかものではございますが、今年もどうぞよろしくお願いします。