草原に寝ころび、火星を開拓する

 本屋に行ったら、やまおり亭さんとばったり会った。

近所を歩いていると約束しなくても顔を合わせることがあるの、むらくもやまって感じだ。

会った場所が本屋というのもまたいい。

セクシーなランジェリーショップとかだと気まずくなっちゃうかもしれないし。

いや、まあ、買おうとしている本を見られるのも恥ずかしいっちゃ恥ずかしいか?


……などとしれっと始めておいて、

当番と知りながらも1か月この交換を放置しました

という札を首から下げているひじきです。

さぼっている間何をしていたか言い訳すれば、

日記の当番が回ってきた直後に、

個人的にけっこうショックなことがあった。

好きでやっていたあることが突然、どうにもならない理由で、今後一切できなくなる

的なことだったので(※政治情勢とかそういう大きなやつではなく私の体の問題)

せめてこれを日記のネタにして成仏!と思ったのだが、

まだ受けた傷は生々しく血が流れていて、しばらくは通勤途中も夜寝るときも「ウッ」と悲しくなってしまうような、かさぶたもできていなかったので、どうも書く気になれず、

まだ時期じゃなかった、やめようと切り替えた。

切り替えた時には、年度末決算の物量の多い残業の平日が過ぎていき

土日は

花見と(むらくもやまの井の頭公園)

花見と(女子会研究会の播磨坂)

花見と(古いボードゲーム仲間の上野)

富山旅行をし(長い旅行記を書き)

仕事がやっと落ち着いたら、

いつものひじきとして遊び歩いていて今日に至る。


そろそろ書かないととキーボードを叩き始めたものの、そうね……ボードゲームの話でもするか。


おばけキャッチ以外のボードゲームに関してはゆるふわを表明しているひじきだが、

ボードゲームを知っている人に「そのゲームをやる人はゆるふわって言わないよ」と言われるゲームに手を染め始めている。


ボードゲームは

1ゲームのプレイ時間によって、


軽量級(30分以内)

中量級(1時間程度)

重量級(数時間)


みたいな分け方をする。

()内の時間はひじきのイメージ。

プレイ時間が長くなるのに比例して、広げるボードやカード、コマなどのコンポーネントも増え、箱がでかくなることが多い。


さくっと終わる軽ゲー(かるげー。軽量級ゲームの略)が好きって人もいれば、

頭を使ってじっくり取り組む重ゲー(おもげー。重量級ゲームの略)が好きって人もいる、

さらに

一度遊んだゲームより新しいゲームをどんどんやってみたいって人もいれば、

ひとつのゲームを繰り返し遊びたいって人もいる、

それら複数の属性を持つ人もいて、

ボードゲームが好きって一概に言っても、けっこう嗜好・種族はばらばらなのである。


そんな中、ひじきはというと、


その場の環境に流されるタイプ!


最初に知り合ったボードゲーム仲間は、

新しいボードゲームをどんどん持ってきてくれる人がいて、

毎回のように違うゲームを遊んだ。

参加者の中には他のコミュニティで中~重ゲーもしっかり遊んでいる人もいたが、

その場では人数も多かったのでわいわいバカ騒ぎするパーティーゲーム、反射系や言葉遊び、お絵描き、大喜利など盛り上がればよしの軽ゲーが中心。

なので

ひじきは軽ゲーならできる、たぶん軽ゲーしかできない人という自認で過ごした。

ボードゲームを知る前は、アナログも電子も含めてゲームとは縁遠い人生を送っており、学校に通ううちに理系のロジカルな思考には苦手意識のあるド文系なことはわかっていた。

そのまま大人になってしまったものだから

「頭を使うゲームは難しくて自分にはできない」

というレッテルを自ら貼っていた。


数年が経ち、おばけキャッチを通じてボードゲームカフェに飛び込んでいくようになった際も、ボードゲーマーには共通して「やりたくない人がいたらゲームを変える、苦手なゲームには参加しなくていい」という文化がある(気がする)ので、それで特に困ることはなかった。

私はおばけキャッチャーであってボードゲーマーではない。

カタコト(軽ゲー)の共通言語(ボードゲーム)ができれば、おばけキャッチ活動には支障ない。


ただ、新しく知り合った人とゲームをするようになって、環境は変わっていった。


1つはアスリート勢とのかかわり。


以前この日記にも書いた卓上ホッケーのような「KLASK」というゲームで、世界の大会を目指して道場や自宅で鍛錬するKLASKガチ勢のコミュニティにお邪魔してみたり、

「カルカソンヌ」という日本でも世界でもプレイ人口が多い有名なボードゲームの競技勢の中に知り合いを増やしてみたところ、

郷に入っては郷に従えで、そのゲームをやることになる。

特定のゲームを何千回も繰り返しやるほど好きな人は、そのゲームを遊ぶ人が増えるのは大歓迎なので、下手くそでも親切に根気よく教えてくれるし、こっちが遠慮しなければ嫌な顔せず対戦に付き合ってくれる。


私は繰り返しに抵抗がない。

フィナンシェのレビュー投稿のように、決めてしまえば続けられる習慣化が得意なのもそうだと思うが、愚直に繰り返していくうちにできなかったことができるようになるのが楽しい。

さすがに本職の人のような血の滲むような努力は重ねないが、場に入ってしまえば、「へっぽこだけど遊んでください~」と無邪気にアスリート勢にかまってもらおうとする。

昨日も夜ひまだったので根城にしているボードゲームカフェのカルカソンヌ練習会に遊びに行ってみた。


なので、月に1回KLASK道場に通ったり、日本大会出場選手をつかまえて競技カルカソンヌで遊ぶのは、ゆるふわって言わないよっていう話。


もう1つは「やってみたい」って言えるようになったこと。


軽ゲーばっかりやってきたが、周りに重量級ゲームで遊んでいる人たちが目に入るようになると疑問が浮かぶ。


ひじきは本当に重量級ゲームはできないのだろうか? 心底苦手なんだろうか?


いや、たぶん向いてはいないんだろうけど、

やってみないとイメージだけの食わず嫌いで終わってしまうのではないか。

そう思うようになった。


かといって、重量級ゲームをやる人たちはいろんな重量級ゲームにやり慣れている人ばかりで、

その人たちの中に0から飛び込むのはちょっと怖い。

私のためだけのルール説明にも1時間くらいかかるだろうし、皆が分かりあっている中自分だけがわからなくて初歩的な質問をしたいけどできなくてつまずくのも、

数時間のプレイ中にわけのわからないふるまいをして、迷惑をかけるのも恥ずかしい。だめだったから次!っていうリカバリーがききにくい。

軽ゲーエンジョイ勢から重ゲープレイ勢になるには壁があると聞くが、

本人の意思と環境タイミングがバチッといくのが難しいんだよな~。


初期のボードゲーム仲間とは別に、最近遊んでいるLさんには、

「重量級ゲームというものを一度やってみたい」

とすんなり言うことができた。

Lさんは軽ゲーも重ゲーもなんでも楽しくできる人で、

軽ゲーしかやってこなかったひじきに、中量級のゲームをいくつか教えてくれた。

ひじきの性格もプレイもなんとなく把握されているから、考えの足りていない変な動きや質問をしても恥ずかしくないという信頼関係が築けている。

「じゃあ、やってみよう」と自宅で少人数での初めての重ゲーを体験する場を作ってもらい、「美徳」という数時間かかるゲームを遊んで、

うぉぉぉーやることが多くて頭煮えたぎる~~あーーこれはうまく振舞うには回数こなさないといけないやつぅぅぅぅ

と頭から湯気を出す体験ができた。


そして、最近は「テラフォーミング・マーズ」という人気のある重量級ボードゲームのLさんが開く初心者向け会に参加している。


2月から今月にかけて4回くらい参加しただろうか。

初めてテラフォーミング・マーズ(通称テラフォ)をやる数人に対し、Lさんが遊びながら教えてくれる。

テラフォにはいまや拡張もたくさん入って戦略に絡む要素が多く、ガチ勢はたくさんあるカードの効果を覚えていて見ないであれをあれしたらこれはこう来たからをすらすら言っていてやべぇのだが、

始めたてのうちはテラフォ楽しい!って思いができるように、拡張は0から少しずつ増やしていく、資源も初心者用に少し優しいスタート地点にするなど工夫をしてくれた。

あきらかに弱い手を打っても、否定的な意見は言わない。

こうしたほうがいいよ、これをやり忘れてるよというアドバイスはくれる。

バチバチに相手に攻撃を仕掛けていって奪い合うのではなく、自分が手に入れた持ち札で何ができるかを考える箱庭的なゲームシステムなのが、私の性格的にも合う。

まだぬくぬくとした巣の中で育てられていて、外での対戦はできないヒナだが、

テラフォ遊んでるはゆるふわって言わないよっていう話。


重量級ゲームをやってみた感想は、

やっぱり何手も先のことを読んで可能性を考えて相手の状況まで見て無駄のない効率的なプレイするのはできない!無理!

と思うけど、

何度も目にして慣れることで頭を使わなくてもこれはこういうのがセオリーってスムーズな回路ができる部分はあるし、

勝ちたいというこだわりはないので、気心知れた怖くない人とだったら同じテーブルに入れてもらうことはできるんじゃないかなって気になってきた。


まあ、弱くても下手くそでもいいんですよ。

この中の誰よりもおばけキャッチ強いから仕方ないなって思える、支えがあるので(暴論)

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