手段は選ばない
新しい年が始まった。
年末年始は「むらくもやま日記 はんとしぶん」の編集作業に共に勤しみ、最初で最後のむらくもやま全員が出店したイベント「もじのイチ」が幕を引き、打ち上げではごちそうに舌鼓を打った。
日記に少し間が空いたのは、忙しかったからなのかと言えば、献血に行ったり、動物園に行ったり、任侠映画を観たりをしているのでいつも通りと言って差し支えなく、日記を書くような時間に別のことをしていたということになる。
何をしていたか。主に動画を作っていた。1月だけで12本の動画を作った。そのうち半分はX(Twitter)に投稿するために短く切り抜いたものなので、実質は6本ということになろう。
内容はおばけキャッチ大会である。
12月21日に吉祥寺のボードゲームカフェで行われたおばけキャッチ大会の決勝トーナメント6戦の動画を編集し、YouTubeに上げた。
YouTubeチャンネル「東京おばけキャッチ部」は昨年夏に開設したものであり、これまでにも対戦風景や段位認定動画を投稿している。
動画の製作は、手探りの独学であり、あまり凝ったことはしない(できない)
私は動画が作りたくてYouTubeを始めたわけではなく、収益化ももちろん目指していない。
おばけキャッチに必要だと思ったから手を出した。
2年くらい前に、すでにYouTubeチャンネルをやっていたやまおり亭さんに「動画が必要だと思ってるんですけど、どうやって作ればいいですか」とご飯を食べながら聞いた記憶もある。
おばけキャッチは第三者に見てもらえるような動画を残すこと・見たいときにすぐ見られるようにしておくことが効果的な気がしていて、Twitterではどんどん流れて行ってしまうし、かねがね動画置き場がほしいという結論に至り、つまりはゲームマーケットに出展したり、道場破りをしたり、noteを書いて同人誌を作ったりするのと同じ、おばけキャッチのための活動の一環として動画を編集することにした。
おばけキャッチが目的で、そのための手段を増やす。そう思えば未知のことも苦ではない。いままでもそうやってきたではないか。
誰か代わりにやってくれるなら喜んでお任せするがあいにくそんな人はいないので、背に腹は代えられず慣れぬCanvaを触っているのである。
初めての動画(段位認定説明動画)は大好きなPowerPointで作ったのだが、動画はさすがにCanvaの方がいじりやすい。
でも、やっていることはパワポスライドと一緒ね。見せたいこと効果的に見せるために見栄えを整える。
おばけキャッチは、その動きの速さを見せるのが一番なので、撮ったそのままでお出ししても十分すごさは伝わるが、環境音よりはもうちょっと気の利いたBGMがよかろう、プレイヤーが誰かわかるほうがよかろう、結果が数字でわかるほうがよかろう、サムネになるような表紙と終わりを示す裏表紙があった方がよかろうというように、自分が見る立場だったら欲しいものを足し算する。
大会だったら、トーナメントがどう進んだのか、カード1枚ごとにどっちに点が入ったのか動きが見えるように、普段の対戦より、さらに画像や動きを足す。
フォーマットが決まるまでは多少試行錯誤するが、1度決めれば、同じ繰り返しを作るだけなのでさほどの負担ではない。
おばけキャッチは段位認定なら1分間、試合でも定期で集まる部活動のように速い人同士なら5分もあれば終わるので、いままではそんな長さの動画ばかり作っていたが、大会のまとめは10分弱、いままで作った中で一番長い動画となった。
でもこれもPowerPointでパーツ画像をつくり、そこまでに作った短い動画をつなげたのが大部分なので、連作短編集のようなものだ。私長編小説書けないもん。
そうやって作ればちょっと長いのもできるんだなあ。長い動画をしっかり編集している人はえらいなあ。
動画に効果を入れる以上、他の参加者だけでなく自分のプレイも客観的に見ることになるのだが、あいかわらず他の人の方が速く見えるので、なんで私が決勝戦に進んでいるのかよくわからない。
私は目の力、画像認識の速さだけで勝負しているので、動画的には手の動きが速い人の方がなんかかっこよく見えるのだ。
でもって、決勝戦は見返してみたら、自分の記憶以上に無様なやられようだった。ひじき、こんなに負けてかわいそう……
第1クォーター0枚、第2クォーター5枚の前半5対25って、近年ないくらいの少なさである。私が試合中にカウントできる人だったら、きっとメンタルが折れて後半のプレイに支障があったに違いない。幸いにも目の前の事しかわからず、数が数えられないので、何枚取ったかなんて気にせず、後半だんだん楽しくなっていくにつれ盛り返してきていて、負けはしたものの号泣せずに済んだ。大会に合わせてバッキバキに仕上げてくれた対戦相手K隊長に感謝である。
大会は「勝ちたい」という強い気持ちが、ちょっとの差を左右する。
ふだんの部活動ではほとんど互角、引き分けが続出するの実力のK隊長と私はそこが違う。
私はおばけキャッチにおいて勝利への執着が薄い。勝ち負けにあまりこだわりがなく、「この楽しい時間がもっと続いてほしい。ずっとダンスを踊り続けてほしい」という気持ちしかない。あと、肩書も別にほしくない(魔王は生き様についての呼称なので気に入っているが、全一とか日本最強だとか言われると「いやいやいや」と人に譲りたくなる)
それが私の弱点だとずっと前からわかっているが、まあ、そうそう変えられるものでもないので、またK隊長を追う立場として、定期的に開催している部活を楽しむことにする。
と、ずれた話を戻せば、動画制作にはそこまで強い熱情や向上心はないものの、まだ見ぬおばけキャッチ猛者と出会うため、おばけキャッチ好きに私を見つけてもらえるための手段として、始めたからにはもうちょっと続けたいと思う。
コメント
コメントを投稿