日頃の行い

佳境である。

仕事がね。さすがに現状がきついと上司に相談したら一部業務を巻き取ってもらえて、なんとか自分の担当案件の追い込みに集中できている。

それでも事件は起こるし、焦りで先走ってお叱りを受けたりとか、ギリギリ進行ではある。もうなんでもいいから終わってほしい気持ちと、やるからにはちゃんとやり切りたい気持ちの葛藤があり、折り合いをつけるのに自分で疲れてる気もする。

でもまあ、また「なりふりかまわないライン」を突破したというか、ヤケになってなんでも上司に相談しまくるようにしてからかえって物事がスムーズに運んでいるので、こうすれば良かったのかとなかば愕然としている。

あれか、報連相か。

社会人の基本てやつじゃないか。

他部署の人も気にかけてくれていたみたいで、仕事で使っているチャットツールだったり遅くまで残って人数少ない時だったり、ちょこちょこ声をかけてもらうことが増えた。

遅くまで粘るね、大丈夫?、なんかやっておきましょうか、いろいろ言われてるけど頑張ってるの知ってますよ、どんなに忙しくても接し方丁寧ですよね、等々……

ああ、見てくれてる人はいるなあ、とぐしぐし泣きながら仕事している。

いまの職場で、この業界で働き始めてからまだ一年経ってない経験の浅い人間が仕事内容で太刀打ちできるわけがなく、ならばせめて一緒に働く人が気持ちよくやれるよう感じよく……とはいえ愛想とフットワークしか取り柄がないというのもなかなかコンプレックスで、そこへちょっと特殊な大きい案件がきちゃったもんだからもういっぱいいっぱいで

それであんな励ましてもらったらそら泣きますわな。

というわけで、いい歳してぐしぐしやっております。

こういう、身についた「感じのよさ」みたいなものって一朝一夕でどうにかなるものではなく、それは上司にも指摘されたのだけど、もとを辿れば育ちに関わることだなあと実感している。

ちょうど今週末、諸事情により実家に召喚されたため、昨晩母に感謝を伝えたところである。「改まってなにかと思った」とかえって怯えられた。

これも日頃の行いということか……。

コメント

  1. 相談しまくるの大事ですよね、上司もマネジメントしやすくなるし、何かあったときに「伝えてあった」という言質も取れるし。
    草群さんの、一緒に何かやったら楽しそう、いいものができそうという感じのよさは貴重ですよ。それも有効活用して人に頼れ頼れ。

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  2. 草群さんって人の良さもさることながら、包容力がある、ありすぎるのかも? とこの記事を読んで思ったりしました。それって代えがたい美徳ではあるのだけれど、同時に、感じのよさを食い荒らされないよう、どうぞ己を大切に……!

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