世紀の大発見
大掃除が終わらない。
昨年の末にどこかの日記で「草群さんを見習って~」とかなんとか言って大掃除を始めたはずなのに、面白いほど終わっていない。というか過去の日記で取り上げた「左の四階」と呼ぶエリア以外はどこも片付かないまま2023年が終わったし、2024年が明けて二週間経った今も進捗はかんばしくない。どうしてこうなってしまうのか。
いや、どうしてもこうしても、大掃除が終わらないのは私が床に積んだものを跨ぐことに頓着がない人間だからに決まっている。片付いていなくとも生活に支障がないから片付かないのだ。
ここまで考えてふと思った。床にものがあっても生活に支障がないならば、どうして年の暮れになると大掃除がしたくなるのだろう。
年の初めを清々しく迎えたい気持ちは、ある。皆の大掃除ムードに気持ちが盛り上がってしまうことも、当然ながらある。けれどそれらが理由なら、大掃除にはもう少し捗って頂きたいところであるし、私にも大掃除が終わっていない焦りなどをもう少し真剣に感じてほしいものなのだが……
そんなことを思いながら一日を過ごし、今日もまた紙の山を跨いだ瞬間、はっと気づいた。
年の暮れになると大掃除がしたくなるのは、ふわふわスリッパをはいているからではないか?
私は寒くなると、数年前にニトリで買ったふわふわスリッパをはく。スリッパはふわふわと柔らかい素材で出来ており、なんども洗濯されているため少し伸びている。だからスリッパをはいた状態で何かを跨ごうと足を高く上げると、高確率でスリッパが脱げ落ちるのだ。
部屋の中にいくつも設けられた関所を越えるたびスリッパを落とし、「あー」と思いながら靴下で冷えた床を踏むのは切ないしつらい。なによりスリッパを拾い上げ、はきなおすのが本当に面倒くさい。
だからスリッパが手放せなくなるほど寒くなると、床の上に積まれた諸々が邪魔になり、大掃除がしたくなるのだ。なるほどなあ。
この世紀の大発見をもとに、大掃除の続きはスリッパが要らなくなった頃に再開してみようと思う。今夏の私にこうご期待。
なるほど、それは大発見でしたね!私なら脱げにくいスリッパ探しの方向に行きそう(だめ)
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