あいもかわらずガイスター

 草群さんが日記を更新していることに気が付かず日が空いてしまった。通知メールが届かなかったのだドウシテ。いいもん、今秋ハロウィンだったし、おばけの話をします。


おばけと言っても、私のおばけはおばけキャッチのおばけである。

7月の「白髪の道場破り」にも書いたが、ボードゲームのおばけキャッチと聞けばどこにでも参上するひじきは、28日に第4回巨大おばけキャッチ大会に出場した。
この大会は誰一人知り合いのいなかった第1回から参加していて、第2回と第3回は優勝している。
あまりメダルをもらう人に偏りが出るとつまらないから、チャンピオンとしてどんなハンデも受けるよと事前に宣言してあり今回メダル保持者は一般参加者より長い距離を走るということになった。
走る、そう、この大会、走るのである。二十数m先の巨大なパネルに向かって全力疾走する、勝負が決まるまで何本も続く、もはやボードゲームとは別の競技なのだ。
まあ、おばけキャッチならとりあえずなんでもやるんですけど。
私は、昔から運動神経も持久力もない。第2回と第3回は室内開催で走る距離が短かったので判断の速さというスタートダッシュに物を言わせて勝ち残ったにすぎない。

公園の一角を借りて巨大パネルとスタート地点を準備し、10人を3つにチーム分け。
予選からハァハァ息切れしたが、ハンデはいい感じに作用した。
そして決勝戦。
ここで第1回チャンピオンのAさんと当たる。
そう、Aさん、手足の長い体力のある男性で、カード判断も速く、私はリーチの短さで1回目は準優勝だったのだ。2回、3回もAさんが出場しなかったから勝ったに過ぎない。真のチャンピオンとは言えないというコンプレックスがある。

そして今回も負けました〜Aさん、おめでとうございます。
途中勢い余ってすっ転んで膝をズボンごと擦りむいて血が流れたあたりから、勝ちへの執着が薄れてしまった。決勝戦はさすがに4人ともいい勝負で、ということはすぐには決まらずめちゃめちゃ走らされる。どれを流してどれを全力疾走するか見極めないと持たない。ちかれた。火曜日くらいまで筋肉痛になった。
おばけキャッチのために今から走り込みをして鍛えるか……?え、草群さん、どうしたらいい?

巨大おばけキャッチのあとは、巨大ジェンガと巨大キャプテン・リノと巨大トランプと巨大ドブルで遊んだ。なぜ人はボードゲームを巨大化したがるのか。ただ巨大というだけでおもしろいからである。



最近ボードゲーム界隈で人気のチャレンジャーズというゲームもここで初めて遊ぶことができた。

30日月曜日は、KさんとМさんと丸の内にバターを食べに行った。パンケーキを頼むと100gの美味しいバターがついてくる。


そこから好きなだけ塗りたくってよいのだ。他にもスコーンとチーズトーストとプリンをシェアして、ミックスジュースも飲んで粉と乳による大変満ち足りた食事をした
2人と別れた後は、曳舟のボードゲームカフェに向かう。
初めて行く店だ。私がそんなところにひとりで行くのは、おばけキャッチのためにほかならない。10月中はタイムアタックイベントをやっていて、新記録を出すと壁に掲示される上に、1日無料券をもらえるとおばけキャッチ仲間が教えてくれた。その人はひとりで新記録を出す、もらった無料券でまた行き、また新記録を出すを何度か繰り返したらしい。うーん曳舟微妙に遠いし行く気なかったけどやっぱり気になるから行っとくかと自分に素直になり、他の人の新記録の邪魔にならないイベント最終日の今日行くことにした。ニンゲンニハナルベクヤサシク(それでも怖がられるんですけど)
店に入り、初めての旨を伝えてポイントカードの裏側にニックネームを記入する。ネームプレートだ。これは多くのボードゲームカフェで採用されている形で、相席で初めての人と遊ぶときも名前を呼びやすい工夫だ。
「ひじき」と書いた途端、「巨大おばけキャッチ大会に出てたひじきさんですか?」と受付の店員が言った。はいぃ?
顔も名前も覚えない私だがよくよく見れば、第3回で決勝を戦った人である。ボドゲカフェの人だったの!?
店員「おばけキャッチしにきたんですか」
話が早い。さっそくタイムアタックをすることになった。
15枚をどれだけ速く処理するか計る。コマの置き方もめくり方も自由というレギュレーションがゆるゆるだったので、遠慮なく少しでもやりやすいめくり方にした。私の場合このカードめくりが苦手すぎてタイムアタックは遅いし、判断に手が追いつかないもどかしいのが嫌だから練習もしない。
対面勝負では私が強くても、タイムアタックは私の方が負けるということも十分ある。
結果は12秒台。1回つっかえたものの、1枚を1秒以下で処理して無事に記録を更新した。

これも道場破りの一種だろうか。
その後は常連さんチームに混ぜてもらい、チャレンジャーズのビーチカップ。ノーマルを土曜日やったばかりですからね!ルール覚えてるよ!
ボードゲームは知らない人とでもいきなり遊べて(ゲームによるけど)それなりに楽しい時間を過ごせる私にとっての共通言語だ。論理的思考も先を読む力もないので難しい会話(長時間重ゲー、正体隠匿系などなど)は無理だが、カタコトブロークンで意思疎通はなんとかなる。

というわけで、全国のボードゲームカフェさん、どうかおばけキャッチイベントを開催してください。可能な限り伺いますので。

コメント

  1. 出血のくだりでハラハラしましたが、なんだかんだお元気そうで本当によかった。それにつけても、しれっと挟まるバターの存在感よ。

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