SはSでも

 健康診断の結果が届いた。

ゆるやかに数値は上昇し、若さは失われていく。急激に悪化したり老いるわけではなく、ゆっくりとただ着実に。

要経過観察項目はあったが、再検査や精密検査項目はなかったのでよしとしよう。20代の頃は中性脂肪が低すぎるというよくわからない理由で再検査判定をくらったりしてした。トクホを飲まないくらいしかやる対策がねえよ!と思っていたが、ここ5年ほどで標準値に納まったようである。食欲に忠実な私が注視すべきはコレステロール値もそうだが、糖尿病の傾向がないかであろう。何しろ毎日のようにフィナンシェを食べていることの影響が遅れて出ないとも限らない。危険値になったらどうするかはその時に決めようと結果の紙を閉じた。


さて、今日は雨靴の話を。

防水靴に、私はここ数年ワークマンのレインブーツを愛用している。雨が途中でやんでしまったとしても普段着にさほど違和感なく合うデザインだし、雨の日もがしがし歩けるおかげで履きすぎて、つま先と踵が裂けた。雨水が入ってきてしまっては用をなさないのでさすがに買い替えることにした。今まで履いていたカラーリングはもう廃番となっていたので、まずは茶色っぽいのを試着したが、うーんやっぱり暗色がいいなとその隣にあった黒っぽいものの同サイズを手にとってレジに持っていった。

そして、雨の日を迎える。

歩き始めたがどうもおかしい。きつい。

浮腫んでいるとかそういうレベルでなく、指先が痛い。なぜだ。

会社に着いて靴を脱ぐと左足の小指に水膨れができていた。試着したよな……Sサイズでぴったりだったよな……この数日で足、そんな急激にデカくなるか?帰宅のためにまた履いてみたがやはりきつく、水膨れは破けて赤くなってしまった。

仕方がないので、再びワークマンへ行った。1つ大きいМサイズを注意深く試着し、そこで真相に行き当たった。私が従来履いていたレインブーツは男女兼用のSサイズ(24cm)だったが、先日購入した黒いレインブーツは女性用のSサイズ(22.5cm)だったのだ。値札をよおおおおおおく見ればわかったことである。いや、怖っ!メンズでもいけるデザインしやがって、同じ棚に並びやがって、纏足しちゃったよ(してない)

今は兼用のSサイズのブーツを手に入れ、秋雨の外出でも快適である。

皆様におかれましては、そんなそそっかしいミスなどしないようご注意召されよ。


コメント

  1. バリエ違いからのお怪我、災難でしたね……ワークマンの靴はかなりよいと聞いてはいましたが、ひじきさんが愛用しているとなるとぐっと信頼が増すなあ、と。わたしも秋の雨にそなえて雨靴を出しておかなければ。

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  2. たくさん歩くから、雨靴もフィット感が大事ですよね。面倒でつい試着はスキップしてしまうけど、足元は気をつけよう…。靴下の足先の縫い目とかも地味にアレですよね…

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