いよいよ寿命だ
パリ五輪を決めたバスケ日本代表のハイライトを観ながらこの日記を書いている。
大きくて余裕と緩急のある、無駄のない動きって本当に美しいな。
ノッているときのスポーツ選手から発する覇気って、観ているこちらにまで良い影響を及ぼすような気がする。
さて。
表題に寿命と掲げたが、私のことではない。不慮の事故や病で命を落とすことはあるかもしれないが、寿命はさすがにもう少し先だろう。
なにかというと、いまぱちぱちキーボードを叩いている、このMacbookのことである。
購入から6年あまりが経ち、先日とうとうバッテリーステータスに「修理サービス推奨」と警告が出た。ちょっと重いデータをいじるとブーンと唸りだすし、バッテリーはなるほどみるみる減っていく。文章の執筆から画像加工にレイアウトデザイン、ウェブサイト構築まで私の創作活動の苦楽をともにしてきた愛機ではあるが、そろそろ世代交代の時期である。
というわけで。
後継機としてMacBook Air13インチミッドナイトを注文したぞー!
一週間くらいで届くらしい。近場のアップルストアまで取りに行く予定だ。いまのこの愛機は丁重に下取りへ送り出そうと思います。おつかれさま、あと少しだけよろしく。
寿命といえばもうひとつ、
勤めてまだ三ヶ月の会社の社屋がちょうど先週引っ越した。
これも建物の寿命によるもので、たしかにびっくりするほど古い、扉の建付けは悪いし屋上の水場は朽ちかけて灰を頭からかぶったようなビルであった。初めて面接で足を運んだ時は「ここ⁉」と周囲をぐるぐる回ってしまったものだが、かえってのびのびやれる建物でもあった。
そんな勤め先が、近場のもっと大きいビルに移ることになった。今度のビルは倍以上の高さ、そのうちの上層ワンフロアをわれわれ事務方が占めることとなり、倉庫機能は別の場所に切り離された。純粋に「オフィス」のみに絞られたのだ。へーん、かっこつけちゃって。
ところでこのオフィス、地上9階に位置するのだがべらぼうに景色がいい。
見下ろすお堀に武道館の屋根、手前のビルに隠れていたがおそらくスカイツリーのてっぺんらしきツノも望むことができる。
こうなるともう、毎日が展望台である。
観覧車好きにはたまらない環境だ。
同僚たちと「心はJKだから」などとのたまいつつ、窓から見える景色に好き放題いちゃもんをつけた本日の休憩時間であった。
いろいろと勝手が変わって不自由もあるし、この三ヶ月あまりで身につけた機動力メインの働き方は刷新せねばならない。
が、これはこれでいいものだ。
寿命を迎えるというのは寂しいものだけど、私達は後ろ髪を引かれながら突き進んでいくのだ。
新しいことを覚えるのは楽しい。このところ楽しさが増したように思うのは、「過去の経験と新しい知識が噛み合う瞬間」の快感を知ったからにほかならない。ある程度年齢を重ねないと生じない類の発見が、いま日常的に起きている。
これが己が朽ち果てるまで続くのだと思うと、なかなかに楽しみである。
社屋引っ越しお疲れ様です!私も去年事務所移転したんですけど、総務の人はきっと人一倍手続き諸々大変だっただろうから労ってあげて欲しい笑
返信削除新しい環境ってわくわくがあって、なんかいいですよね。過去があるからこそ楽しめる新しさ、見失いたくない!
新機ご購入おめでとうございます! お引越しで変わることも多そうですが、さっそく楽しみを見つけていて流石だなあ。
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