夜も眠れぬ魔王様

 リンゴタルトの話と迷ったんだけど、何度目かになるおばけキャッチの話をしてもいいかなー?(いいよー)

火曜日はやまおり亭さんと象の像の前で落ち合ってリンゴを頂いた。いつもは私があげる側なのでちょっと新鮮である。草群さんともそうだけれど平日にパパっと待ち合わせして短時間でも言葉を交わせるのは、ご近所感もあってなんだか嬉しい。

その後、バインミー(以前の日記)で腹ごしらえをして、ボードゲームカフェ『キャラバンズベース』に向かう。今宵はおばけキャッチ練習会をするのである。

何しろ私は12月3日に広島でのおばけキャッチ大会を控えている。チーム戦と個人戦が1日で行われ、チーム戦は三人一組でエントリーするのだが、私が今回東京で組んだチームメイトは、このボードゲームカフェの店長Kさんとおばけキャッチを通じて知り合ったAさんだ。

広島では大会前になると複数人でのおばけキャッチ練習会が盛んに行われ、遠く離れた地でその様子をSNSでそわそわ羨ましく見ているのに耐えられなくなったので、我々も集まることにした。練習会ということもあり、主催から寸法を聞き出して大会公式のバトルフィールドを設置することにした。


通常の遊び方とは異なるので努力型のKさんとAさんは慣れる必要があると思ったのである。私はおばけキャッチで遊べればなんでもいいこだわりがないというか気にしない質なので6月に単独で広島に乗り込んだときもすぐに順応してしまったが、それは天才型であって努力型ではないからなのだ。

Kさんが到着するまでは、そこにいたお客さんたちとチャレンジャーズビーチカップを遊んだ。チャレンジャーズ流行ってんな!遊び方を忘れる前に遊べるのでルール説明いらずよ。そして優勝した。カードの引きが良くて強いデッキができたおかげである。

8時過ぎにKさんが到着してからは、テーブルを拝借して先程のバトルフィールドをセットし大会形式でおばけキャッチを遊ぶ。やはり慣れぬフィールドはやりにくそうだ。

9時過ぎにAさんも到着し、その場にいただけで巻き込まれた哀れな客Iさんにカードをめくってもらったり、私の対面で参加してもらったり。

練習にかこつけてこんなに遊べて楽しいなあ。大会ともなるとたくさんの試合をこなすことになるので体力や集中力の持続も必要なんだろうなあと思いながら、後半はカロリーを消費しすぎて空腹を覚えていた。遠征の持ち物にハイカロリーおやつを忘れないようにしなければ。

私は周囲から女王だ魔王だと呼ばれるので、悪びれもなく名乗っているが、この王様、実は自己肯定感低めで心配性なのである。いつだって自分より他の人の方が強く見える。ひじきさんの方が早いですよと言われても、そんなことなくない?と自信がない。チームメイトは励ましてくれるが、(何言ってんだこいつ、謙遜もここまでいくとうざいぞ)と思われているかもしれない。でも、これ鍛錬で勝ち取った強さではなく、なんで自分が強いかわからないから、いつ弱くなるかもわからないんだもん!せっかく東京から仲間を引き連れていくのに、活躍できなかったらどうしようと悪い想像もする。

おばけキャッチよりもメンタルコントロールを鍛えるべきである。

でも、なんだかんだ不安よりも遊びたい気持ちが強すぎて飛び込んでいく。勝っても負けてもその時自分のもてる力で戦いたい。あわよくば、気骨のある者たちをなぎ倒し、やっぱりひじきさんすごいですねってちやほやされたい。結果、少年漫画やバトル漫画の登場人物の言動になってしまう。強いやつと戦いてぇ!

まずは怪我や病気をせず、ご機嫌で当日を迎えることが1番である。

コメント

  1. その節は、私のうっかり場所間違いで振り回してしまい失礼いたしました……(ほんとはゾウじゃなくてはなびの広場前で落ち合う予定だった)。努力型と天才型の共闘、まさしく少年漫画ですね!

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